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いつかはこの日が来ると何年も前から思っていたけど、ついにその日はやってきた。 生涯で最も好きな女優、アンナ・カリーナがこの世を去ったというニュース。 享年79。 ひとまず山田宏一先生の『ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代』を開く。 実は長らく積読状態だった。 すると、1997年、ゆうばり映画祭の審査員として来日した際のインタビューが載っているではないか。 『小さな兵隊』のオーディションのとき、アンナのことを「この娘はだめだ、使い物にならない」とひどく反対したのが当時助監督のジャック・ロジエであったことや、『女と男のいる舗道』の哲学者ブリス・パランとの対話のシーンでは、実はアンナの耳にはコード付きイヤホンが付いていて、ゴダールがその場でアンナに言わせる質問をイヤホン越しに吹き込んでいたこと、デンマークで裁縫店を営むアンナの母は実はカール・ドライヤー監督の『ゲアトルーズ』の衣裳を担当していたことなど、知らなかったエピソードがちらほらあり瞠目した。 なにより、大らかで裏表がなさそうでいて時折芯の強さを覗かせるアンナの性格が愛おしく、ゴダールとの関係解消もさもありなんなどと思ったり。 出演映画はもちろんだが、訃報のニュースを聞いて同時にふと脳裏に甦ったイメージは、岡崎京子の描くアンナ・カリーナだった。 岡崎京子もゴダール映画も、ほぼ同時期に知り熱狂したので自分の中では渾然一体となっている。
by asa_naka
| 2019-12-16 21:42
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